北海道行政視察①

本日から二日間、北海道へ行政視察に行ってきました。初日は平成21年に財政破綻した夕張市です。

当時、自治体の破綻はセンセーショナルに報道されました。今回は、財政再建中の夕張市の現状及び今後の展望についてヒアリングを行ってきました。

炭鉱の街として発展してきた夕張市。時代の変化とともに、炭鉱から観光産業へ転換する際に大規模開発を実施するも、観光産業が市の起爆剤とはならず、負の遺産のみが残ってしまいました。悪化する財政状況を取り繕うために一時借入金という手法を用いて借金を隠し続けてきたツケが、夕張市に重くのしかかっています。

これまで財政再建を進めてきた夕張市ですが、他地域と同様、人口減少に直面しており、今後税収の大幅減が予想されます。そのような中で、住民サービスを維持できるのか、行政の枠組みそのものを見直す時期に来ているのではないでしょうか。