文教委員会

本日は文教委員会が開催され、以下の項目についての質疑を行いました。

【部活動のあり方について】

 少子化時代を迎え、これまでの学校単位での部活動のあり方では持続可能な取組とは言えません。今後は、学校単位から地域など横展開が必須の流れとなるでしょう。そのような中、堺市内でも総合型地域スポーツクラブの取組が着実に進みつつあります。

 ところが、堺市中体連の規約では、出場できる生徒は学校単位との記載があり、総合型地域スポーツクラブに加入している生徒は中体連への参加が認められておりません。

 そこで、このような時代の流れにあっていない規約はすぐに変更するよう教育委員会へ求めました。教育委員会からは「関係機関と協議の上、改善に向けて取り組んでいく」旨の答弁をいただきました。

 来年度、この規約がどのように変更されているのか、引き続き注視していきたいと思います。

 

【教職員の働き方改革について】

 堺市教育委員会では、働き方改革の実効性を担保するために、人事評価に働き方改革の項目を追加した運用を行っております。その結果、時間外勤務の縮減に繋がっている点は評価できます。

 今後は、全教職員の業務内容を『見える化』し、チーム学校を実現するためにも、現状、長時間時間外勤務を行っている教員のみに求められているワークログへの記録を全教職員へ拡大することを求めました。

【不登校支援について】

 現在、堺市の小中学生には1人1台パソコンが配備されていますが、充分に活用できているとは言い難い状況です。中でも、不登校の児童生徒にはそもそも40%程度しか配備されておらず、学習の遅れが心配されています。この点、今既にあるツールを使いこなせていない点については明らかに教員の責任です。

 個別最適な学びを実現する第一歩はICTの活用にあります。来年度、不登校児童生徒へのパソコンの配備率がどのように推移していくのか、引き続き追跡していきたいと思います。