総務財政委員会

本日、総務財政委員会において質疑を行いました。質疑内容は以下の通りです。

~本市の入札制度について~

堺市は政令指定都市で最も低い落札率となっています。このことは、ダンピング(過当競争)が生じているのではないか、との問題意識を踏まえて2年半前から質疑を行ってきました。

より低い価格で落札できるということは、一見すると市民にとって大きなメリットがあるように思えます(より安い金額で同じ品質の工事ができるという条件が成り立つのであれば)

ところが、適正利潤を確保できない工事の実施は、受注業者にとって持続可能な状況とは言えません。

これまでダンピング防止に向けた取組を求めていたところ、今般、堺市より具体的な改善策が示されました。

 

具体的には、

①低い金額での札入れのメリットを極力なくすこと。

②低入札価格調査制度適用案件を現状の1.1億円から1.5億円に引き上げること。

③新たな履行確保措置の実施

④低入札価格調査における失格基準の明確化

です。

工事担当部局の建築都市局からも「これらの取組を工事担当部局としても適切に実施する」との答弁をいただきました。

今後、かかる制度改正が結果的に落札率にどのように反映されていくのか、この点を注視していきたいと思います。