文教員会質疑
本日は文教委員会で質疑を行いました。取り上げたテーマは『新たな学校のあり方について』『教員の働き方改革について』の二つです。
【新たな学校のあり方について】
新たな学校のあり方とは、中学校区を構成する小・中学校を一つの学校群として捉え、教員のマンパワーを集約し、授業・カリキュラム改善に取り組み、個別最適な学び・協働的な学びの実現を目指すものです。現在実施している小中一貫教育との最大の違いは、小中でのマネジメントを仕組みとして制度化するところにあります。
これまでは、同じ時間に、同じ場所で、同じ仲間と、同じ内容を学ぶことが当たり前でした。しかし、これからの教育は、いつ学ぶか、どこで学ぶか、誰と学ぶか、何を学ぶか、という点について、柔軟な対応が求められる時代になりつつあります。
ICTやメタバース等の活用を通じて、中長期の視野に立った施策である学校群の取組を推進していくよう求めました。
【教員の働き方改革について】
働き方改革はあらゆる業界で喫緊の課題であり、学校現場も例外ではありません。堺市教育委員会では、働き方改革プラン『SMILE・SMILE2』を掲げ目標達成に向けて様々な取組を推進していますが、いまだ目標は未達です。
働き方改革を効果的に進めるためには、校長先生が教員の勤務実態(日・週・月・年)を把握・教員間で共有するという取組が第一歩です。そして何よりも、なぜ働き方改革が必要なのか、という点について、教員間での腹落ちが欠かせません。
今回提案した取組を着実に進めているのか、引き続き注視していきたいと思います。