宮城視察に行ってきました。
宮城県へ ① コンセッション方式である宮城県上工下水一体官民連携運営事業、 いわゆるみやぎ型管理運営方式、②せんだいメディアテーク、③ 震災復興の取組み、について調査に行ってまいりました。
宮城県のコンセッション事業は、 県から各自治体への用水事業にコンセッション方式を導入するもの です。人口減少による水需要の減少は避けて通ることができず、 宮城県でもコンセッション方式を導入する予定です。当初、 給水事業へのコンセッション方式の導入も視野に入れていたとのこ とですが、自治体の懸念を踏まえ断念した経緯があります。
せんだいメディアテークは、 図書館をはじめとした美術や映像文化の活動拠点であると同時に、 すべての人々が様々なメディアを通じて自由に情報のやり取りを行 うことができる公共施設です。これからの公共施設においては、「 一人でも多くの方々に利用してもらう」 という視点が欠かせません。
最後は、 仙台市若林区にある旧荒浜小学校げ現地視察を実施しました。仙台市の中でも、 海に隣接する若林区では甚大な被害が発生しました。 視察した旧荒浜小学校では校舎の2階まで津波が押し寄せ、 通っていた児童も亡くなりました。 小学校周辺は今も電気が通っておらず、 復旧には程遠い状況でした。
想定外の被害が発生するのが自然災害の恐ろしさです。 堺市においても、 堺区や西区は津波発生時に甚大な被害が発生することが予測されて おります。このような震災遺構を踏まえ、 堺市として策定している津波避難対策を改めて見直す必要性を痛感 しました。