平成30年9月20日-決算審査特別委員会

【平成30年9月20日-決算審査特別委員会】

 

〇堺市の財政について

人口減少とは、高度成長時代のような高成長を望むことが出来ない時代を意味します。税収が減る中、今後の市政運営にあたっては、「いかに持続可能なまちづくりを実現していくか」という視点が欠かせません。そのためには、過大なハコモノ施設整備や無駄遣いを改める必要があります。今後は、時代に応じた指定管理者制度の見直しやコンセッション方式の導入等積極的な民間活用を提案しました。

〇産業振興策について

これまで堺市では『モノづくりのまち堺』を掲げ、産業誘致、企業誘致に取り組んできました。これまでの取組みによって雇用面や税収面で一定の効果を生み出しており、この点は評価できます。今後は、持続可能なまちづくり実現のために、健康医療(病気予防)や介護分野(リハビリ・デイケア・サプリメント・健康栄養食品等)への投資の必要性を指摘しました。かかる投資が、在宅医療を目指した地域包括ケアシステムの推進に繋がっていきます。

〇観光政策について

堺の観光政策における主な課題は①『堺』の認知度の低さ②多言語対応(通訳の不足)の遅れです。堺の認知度向上については、ファムトリップや海外での旅行博へのブース出展などを進める必要があります。一方、東南アジアの旅行者増加が見込まれる今後は、英語だけではなく、ベトナム語など希少言語に対応できる通訳を確保する必要があります。そこで、姉妹・友好都市を活用した外国人材の確保を提案しました。