平成30年9月14日-総務財政分科会

【平成30年9月14日-総務財政分科会】

 

泉北ニュータウンの再生について

泉北ニュータウンの再生は堺市が掲げる大きな課題の一つです。堺市ではこれまで、ニュータウンの再生に向けた様々な取り組みを実施してきましたが、いまだ再生とは言えない状況にあります。再生できない要因は、堺市が実施する事業の多くがソフト事業に終始しており、人口減少で空き家が増加する公的賃貸住宅の取扱いをどうするか、増加する未利用地をどのように活用するか、というハード整備に着手していないからです。最大の問題は、人口減少という時代の変化に街の変化が追い付いていない、堺市の政策が追い付いていない、というところにあります。大切なことは、人口減少に合わせたまちづくりができるかどうかにあります。住宅は広域自治体である大阪府が管理するよりも、基礎自治体である堺市が管理する方が、住民ニーズを踏まえたきめ細かな対応が可能となります。区内で約半数を占める公的賃貸住宅への抜本策を講じることが泉北ニュータウンの再生に繋がります。