総務財政委員会で質疑を行いました!

本日は、総務財政委員会が開催されました。私は、大綱質疑に引き続き、『堺市の財政状況について』というテーマでの質疑を行いました。 

堺市の財政状況を議論する際に、大阪維新の会とその他の会派で議論がかみ合わない事態がたびたび見られますが、それは次のような事例で説明することができます。

ある一家の家計があり、毎月赤字の状況です。足りないお金は貯金を切り崩してやり繰りしています。このやり方ではダメだ、ということで、お母さんは毎月の支出を見直そうとしています。その一方で、お父さんは「いやいや、まだローンは組めるんだから大丈夫だ」という話をしています。
(※この時点で、この夫婦の会話は嚙み合っていません。これまでの議会で展開されてきた議論はこういう状況にあります。)

仮に、お父さんの話を前提とします。

ローンは組めますが、では、ローンを組んだ後の返済はどうするのか。

お父さんの収入を上げるのは難しいため、支出の見直しをしようとお母さんが提案しました。この提案が、堺市でいう財政危機脱却プランです。支出の見直しの中には、社会保険や子供たちの学費など、お母さんの努力では負担を減らせない支出があります。ではどうするか。そこで、2台所有している車を1台にする、毎月外食していたものを2か月に1回にする、年2回行っていた旅行を年1回にする、通信費を3割カットする、こういった見直しの提案が家族会議で出されました。

その家族会議でどのような話が行われたのでしょうか。

お母さんの提案に対して、子どもたちは「これから私たちの教育資金もかかるから、見直したほうがいいよ」という主張が行われる一方、お父さんからは、「車が1台になると生活が不便になる」「外食はストレス解消に効果があるから今まで通り行きたい」「旅行は家族の思い出に繋がるから今まで通り年2回行きたい」「やり繰りが厳しいのは分かるけど、今所有している車の売却や外食や旅行を見直すのは反対だ」という主張が行われました。

これが今の堺市議会での議論です。

皆さんは、子供たちの主張とお父さんの主張、どちらがより将来を見据えた、合理的な主張だと思いますか?