大阪都構想、否決

週間に渡って行われた大阪都構想の住民投票について、本日投開票が行われました。結果は反対多数で否決されました。

究極の民意である住民投票で否決された事実は重く受け止める必要があります。

大阪都構想の住民投票は、「水道料金を値下げする」や「中学校給食を実施する」など個別具体の政策の是非を問うものではなく、役所組織、制度を変える是非を問うた住民投票であり、この点が有権者には分かりにくかったのではないかと思います。

大阪都構想については、そのメリットやデメリットが賛成派、反対派双方から指摘されました。

新たな制度を導入する際、その制度にはメリットだけではなく、必ずデメリットも存在します。デメリットのない制度は存在しないとも言えます。

あとは、「現状を維持するか」「未来の可能性に賭けるか」が最終的な判断基準になったのではないでしょうか。

大阪都構想を推進してきた一議員として、今回の結果は非常に残念ではありますが、人口減少時代の大都市制度はどうあるべきか、という議論を喚起した点で、住民投票を実施した意義は大いにあったと思っています。

堺の発展を考える際に、大阪府・市との連携なくしてその成長戦略は描けません。

堺市議会議員として、府市連携による取組を推進して堺の成長を実現できるよう全力で職務に取り組んでまいります。